永谷担当のご利用者様との思い出です。
　Gさんというご利用者様で、年末から肺炎で病院に入院されていましたが、九日にお見舞いに行きましたが、翌日十日に亡くなられたと奥様からお電話がありました。

以下は担当の永谷の言葉です。
寡黙な方でしたから、あまり良い悪いを言う方ではなかったのですが、奥さんのいうことは聞かなくても、私のいうことはよく聞いてくれて、リハビリ運動も奥さんに隠れてコツコツやるようになっていた矢先の出来事でした。
耳が遠く、目も片目は失明しての半身麻痺だったため、衰えているなかで、コミュニケーションも大して取れないにもかかわらず、良くなる意味も実感しにくいなかで、信じて運動までしてくれていたことは、こちらとして非常に敬意を持って接してくれていた実感があります。
危篤で見舞いに行った帰り道、笑顔ではにかみながら「ありがとう」と言われた感じが伝わってきました。
その翌日亡くなられたので、意識はなくとも関係性が出来上がっていたことを教えてくれたのかもしれませんね。
私がGさんになにかしたというより、Gさんの人柄にこちらが救われていたと感じています。