そろそろ相続対策@
相続税の税制改正が行われてから、特別な資産家でなくても相続税がかかるようになったという話を耳にするようになった。石田さんは、東京都に一戸建てを所有しているほか、金融資産もあるが、相続税がかかるのかどうか、よくわかららないので悩み始めました。
石田さんご自身は、71歳男性で妻69歳と長男39歳独身と3人暮らしです。
自宅は石田さんの持ち家で、ほかに長女35歳既婚子ども2人がいます。
法定相続人は、妻と子ども2人で、できれば子どもたちの生活に役立つような相続をしたいし、孫にも分けたいという気持ちもありますが、長男は未婚で子どももいないので、不公平にならないかも気にしています。
石田さん自身も何か相続対策をするべきだろうか、どう分ければ資産をうまく遺すことができ、家族が揉めないかを考えたいと思っています。

石田さんの家計データ
年間収支 | 0円 |
年間収入計 年金(夫婦合計、額面) |
320万円 320万円 |
年間支出計 生活費 |
320万円 320万円 |
金融資産合計 | 7000万円 |
普通預金 | 500万円 |
定期預金 | 1500万円 |
有価証券 | 5000万円 |
自宅評価額 | 約6000万円 | |
自宅概要 | 所在地 | 東京23区内 |
構造・築年数 | 木造2階建て・築30年 | |
土地面積 | 約250u | |
住宅ローン | なし |
(固定資産税課税明細書より資産)
まずは、基礎控除や配偶者の税額軽減など、基本的な知識を身に着けるところからはじめます。
石田さんの場合、積極的に対策を考えているケースではなく、むしろ相続税についての意識は希薄で、金融資産も多いので、なんらかの対策をしないと相続税の負担が重くなることも考えられ、一時相続だけでなく、二次相続を視野に入れる必要あるという点や、約5000万円の株式投資をされているものを年齢的に安全資産にシフトするという考え方を取り入れることも選択肢の一つともいえます。