変形性膝関節症Dツボ刺激
東洋医学では、人間の生命は六臓六腑によってつかさどられていると考えられています。
六臓とは、心臓、肝臓、肺臓、脾臓(ひぞう)、腎臓、心包(心臓を補助する膜)、をさしています。
六腑とは、胃、大腸、小腸、胆嚢、膀胱、三焦(体に熱を発生させる仕組みの総称)をさしています。
これら六臓六腑のエネルギーは、12本の経絡によって全身の活動に影響を与えています。
経絡とは、「気」の通り道のことで、気が経絡をスムーズに流れることによって、人の健康は保たれるといえます。
気の流れがなんらかの原因によって滞ってしまうと、体のあちこちに病気や不快症状があらわれてしまいます。
ある臓器に不調が起こると、その臓器の働きと関係の深い経絡上の表面に「痛み」や「コリ」といった症状がみられます。
そこで、経絡上のあるポイントを刺激すると、その経絡につながる内臓の働きが整い、症状が改善されるといわれています。
経絡上には、刺激することで、その経絡に関係する器官の働きを促進・改善するポイントがあります。
これが経穴、つまり「ツボ」です。
ツボは内臓の不調の反応ポイントであり、治療ポイントです。
ツボは体のあらゆる部分に存在し、古くから伝わる中国の医学書には、人体には365個のツボがあると記されています。
症状に応じてツボを刺激することで、六臓六腑の働きを正常化させることができ、全身が健康になるのです。
では、膝にまつわるツボはどこを刺激すればよいでしょう。

ツボの見つけ方
ひざのお皿(膝蓋骨)の下にある二つのくぼみのうちの内側、これを内膝眼(ないしつがん)といいます。
ひざのお皿(膝蓋骨)の下にある二つのくぼみのうちの外側、これを外膝眼(がいしつがん)といいます。
見つかりましたら、このツボを刺激してみてください。
ツボの位置には、個人差がありますので、上下左右にずらしながら、探してみます。「痛いけど、気持ちいい」と感じるところがツボの位置になります。
大腿四頭筋が鍛えられ、ひざ周辺の血行も促進されて、ひざ痛の解消につながることも考えられています。
ツボ刺激には副作用の心配がほとんどないので、安心してつづけることができます。
ご自分でやりにくいなと思われてる方は、ぜひラクエル訪問マッサージをご利用ください。
