変形性膝関節症Eリンパマッサージ
人間の体には、静脈に沿ってリンパ管が網の目のように張り巡らされており、リンパ管にはリンパ液が流れています。
リンパ液は、体内の細胞で産生された疲労物質や老廃物、余分な水分を運ぶのが役目です。
これらリンパ液とリンパ管などを総称してリンパと呼びます。
不要物はリンパ液によって運搬され、やがて便、尿、汗となって体外へ排せつされます。
リンパの流れが滞ってしまうと、こうした不要物が体内に滞り、むくみが体にあらわれます。
コリ、冷え、便秘、痛みなどの不調もリンパの滞りによって引き起こされます。
リンパ管が合流して太くなった部分をリンパ節といい、大小約800カ所も存在します。
特に大きなリンパ節は、腕や足などの付け根の部分にあり、その部分をリンパの流れに沿ってさするのが「リンパマッサージ」です。

リンパマッサージの基本の手技
押す
親指以外の4本の指を立てて、リンパの流れに沿って患部を指先で押す「四指圧迫法」。
息を吸って4本の指を当て、ゆっくりと息を吐きながら押します。吐き切ったところで、庄をかけたまま3〜5秒キープします。ゆっくりと息を吸いながら指を次のポイントに移します。
もむ
両手でしっかりとつかんで庄をかけます。
タオルをしぼるように左右の手を動かすと効果的です。
さする
「四指軽擦法」と「把握軽擦法」があります。
「四指軽擦法」は、親指以外の4本の指を使ってやさしくなでるように、「把握軽擦法」は手のひら全体で患部を握り、気持ちいいと感じる程度に庄を加えてさすります。

ひざ痛のリンパマッサージ
@ いすにすわっていただき、片膝をあげます。両手の4本の指を膝窩(しっか)リンパ節(ひざの裏)に当て、ひざを握ります。そのまま、体を引いてひざの裏の中央にある「委中」(いちゅう)というツボを押します。
Aひざの回りをさすります。ひざ頭を中心に手のひらで弧を描くようにひざのまわりをまんべんなくさすります。
Bふくらはぎをさすります。足首から、ひざまで、手のひらをふくらはぎにしっかり当ててさすります。
リンパマッサージは、リンパの滞りを改善することで、むくみ、コリ、冷え、便秘、痛みなどを軽減するほか、ダイエット効果もみられます。つまり、ひざ痛を引き起こす物質の排泄をしながら、ひざ痛の原因である肥満解消にも効果が期待できるともいえます。
やり方がわからない時は、ラクエル訪問マッサージにお問い合わせください。
