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整腸(効果的なツボ押し)G
ツボ押しは気や血の流れを改善するために行う東洋医学の治療法です。
ツボというと、わかりにくいと感じたり、本当に効きめがあるのかと感じたりするかもしれません。
ツボは東洋医学の治療概念の一つであり、うまく使えば効果的です。
東洋医学の考え方に経絡があります。
経絡は体表や内臓などを通り、全身にくまなく網の目のように行き渡っています。経絡には気(生命活動に必要なすべてのエネルギー)や血(体にとってのエネルギー源。西洋医学でいう血液と似たようなもの)が流れています。
ツボはその流れが滞りやすいところで、そこを刺激すると痛みや硬さがあります。
そこで、ツボをおしてその痛みや硬さをとることで、再び気や血の流れを回復するのが東洋医学のツボ治療です。
では、便秘に効果的なお腹と背中のツボはどこにあるのか、ツボの位置をしっかり確認して正しい位置を指圧してみます。
まずは、お腹のツボである腹結です。このツボは、乳頭からまっすぐ下に引いた線と、へそから真横に引いた線の交点から1・5寸下がったところにあります。
ツボ押しをするときは、長さの単位を「寸」で表します。
親指の太さが1寸、人差し指と中指の太さが1・5寸、人差し指から薬指の太さが2寸、人差し指から小指の太さが3寸となります。
腹血はへそから真横に人差し指と中指の距離となります。
この位置を痛気持ちいい程度の強さで指圧します。
続いて、背中側のツボで、できればだれかに指圧してもらいたいのですが、いない場合はぜひラクエル訪問マッサージにご相談ください。
セルフで行う場合は硬式のテニスボールを使用するのが良いと思います。
目的のツボを刺激していきます。1か所あたり1分間ずつツボを刺激していきます。
@脾兪
両側の腰骨を結んだ線上が第4、5腰椎の間です。この線上の背骨が第4腰椎となります。第4腰椎の背骨の引っ張りを5つあがると第11胸椎です。
その左右1・5寸のところが脾兪のツボです。
A腎兪
第4腰椎から骨の出っ張りを2つ上にあがると第2腰椎があります。
その左右1.5寸のところが腎兪のツボです。
B大腸兪
第4腰椎から左右1・5寸のところに大腸兪のツボがあります。
C小腸兪
第4腰椎から背骨の出っ張りを二つ下にさがると第1仙骨があります。その左右1・5寸のところが小腸兪のツボです。
あくまでも、痛みや硬さを感じながら行うのがよいと思われます。