介護と家計

介護と自分@-2

介護離職して自宅で母を介護するか、施設に入所させるか

介護離職して自宅で母を介護するか、施設に入所させるか、収入、支出の両面から、2つのプランを出してみます。
浜田さんの自宅は築30年で、段差が多く、老朽化も進んでいます。母親が高齢になったためリフォームを検討し、前年に取った見積もりでは、修繕も含めて約1000万円かかるようです。自宅介護であれば、リフォームは必須であり、一時費用として1000万円を見込む必要があります。

対して、母親が入所する場合には自分は一人暮らしになることで、この家は広すぎるので、売却しコンパクトな中古マンションに住みかえるケースも考えています。
自宅売却は少なく見積もって2000万円程度えることができそうで(仲介手数料などの諸費用を控除後)、中古マンションの購入については2800万円で取得し、諸費用(8%と想定)を含めて3000万円程度で、リフォームに400万円程度かける想定としました。
自宅リフォームの場合は約1000万円、買い替えると約1400万円が必要ということです。

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施設介護と自宅介護のメリット・デメリット

施設介護 自宅介護
×生活費が二重にかかる 〇生活費が抑えられる
〇自宅の売却代金が入る ×リフォーム費用が必要
×浜田さんの住まいが必要になる ×浜田さんの退職金が減少
〇浜田さんの収入が維持できる ×浜田さんの収入がなくなる
〇浜田さんの退職金・年金は満額 ×浜田さんの年金額が減少

表をみて最も大きいのは浜田さんが介護離職すること、しないことによる収入の違いです。
介護施設の場合、浜田さんは仕事を続けることができ、収入が維持されます。
一方、介護離職した場合浜田さんの収入が途絶えることはもちろん、退職金や年金が少なくなるなどは、かなりの影響がでてきます。

浜田さんは現在52歳で勤務先は60歳が定年で希望すれば65歳まで再雇用で働くことができます。介護離職すれば勤続年数は8年短くなり、退職金も少なくなり、勤務先の規定に沿って試算したところ、退職金は60歳まで勤務で1000万円、52歳で700万円になります。

年金への影響は、介護離職すると第2号被保険者から、第一号被保険者に変わります。
これまでの加入記録と、65歳までに予想される収入をベースに試算すると、189万円程度の年金が見込まれていて、離職してしまうと157万円になり、年金額が約32万円少なくなります。
公的年金は終身で受けられるため、長生きするほど影響が大きくなり、65歳から90歳までの25年間では、約800万円、100歳になるまででは約1120万円の差になります。

定年まで8年でこのような差になり、40代など、若い人が介護離職すると影響はさらに大きくなります。
そのほか、第二号被保険者から第一号被保険者に切り替わったあとに、浜田さんが障害を負った場合などは、障害厚生年金等も受け取れなくなります。

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