骨粗鬆症

骨粗鬆症(骨折しやすい部位)④

こんなことで? と思うほど簡単に骨折する部位があります。

実は骨折しやすい部分はすべて海綿骨で、スポンジが硬くなったような構造の骨です。
硬く詰まった皮質骨にくらべて、スポンジの細かい目(骨梁)のために骨としての表面積がかなり大きくなり、破骨細胞の数も格段にふえます。
そのため、骨吸収が盛んに行われる結果、骨が弱くなりやすいのです。

骨折しやすいのは、背中や腰(脊椎椎体骨折、圧迫骨折ともいいます)、脚の付け根(大腿骨近位部骨折)、手首(橈骨遠位端骨折)、肩(上腕骨近位部骨折)の4か所です。
どれもすべて海綿骨が多い部分です。
脊椎椎体骨折は、転倒や転落、重いものを無理に持った、長時間バスに揺られたなどが原因で起きます。

腰や背中に強い痛みを伴います。典型的な例では、1週間くらいは寝返りもつらく、そのあと起き上がれるようになり、2週から3週で何かにつかまりながら歩けるようになるといった具合です。
4週から6週くらいでかなり症状は改善しますが、骨折の形が悪かったり、複数の圧迫骨折があると背中が極端にわん曲したり、ひどく腰が曲がったりして、前傾姿勢になるので、身体を動かすのが不自由になります。
骨折が治ったあとでも、杖やシルバーカー(手押し車)が必要になったり、家の中をつたい歩きするようになることもあります。
また、つぶれた骨で、背骨の中を通る脊髄や神経を圧迫する場合もあり、触った感じが鈍くなったり、膀胱の障害がでることもあります。

腰が曲がってきたときも、圧迫骨折があることが多いです。圧迫骨折は多くの場合、骨の前側がつぶれるので、結果的に腰が曲がるのです。

脚の付け根、大腿骨近位部骨折も注意が必要です。
この骨折を契機に要介護になるケースがとても多いからです。

大腿部を骨折すると、そのままでは立ったり歩いたりすることができなくなるので、ほぼ手術をして、1~2か月程度のリハビリテーションを行うことになります。
通常、骨折前の歩行能力が高いほど骨折後も元に戻りやすく、低い人ほど歩行能力低下の度合いが大きいとされています。
骨折したあとも、それまでよく歩けていたかどうかが重要だというわけです。

大腿骨近位部骨折は女性が男性の3倍くらい多く、75歳を過ぎると急増します。
この骨折の約8割が「立った高さからの転倒」によるものです。
ちょっと転んだくらいでは折れない骨の強さと、転ばないだけの運動機能を保つことがとても重要です。

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