- 高血圧症(降圧薬を飲まずに)@
- 高血圧症(血管の老化)A
- 高血圧症(ストレス)B
- 高血圧症(一次性、二次性)C
- 高血圧症(接待ゴルフ)D
- 高血圧症(血圧サージ)E
- 高血圧症(血圧サージ)F
- 高血圧症(降圧ツボ)G
高血圧症(接待ゴルフ)D
こんな話はきいたことありますか?
かつて友人3人とゴルフに出かけたときのこと。友人の一人が、昼食後のプレー中に気分が悪くなり、休むことになりました。 ところが、いっこうに戻ってこないので、様子を見に行くと、木陰で倒れていたのです。
脳卒中で左脳がやられたらしく、右半身に麻痺がきていました。その方が高血圧だとは全く知らなかったのですが、あとから考えると、当日は血圧を上げる要素がいくつもあったのです。
まず、いっしょにプレーしたうちの一人が名誉教授だったため、倒れた友人はプレー中も非常に緊張していました。
その緊張をほぐそうと、昼食のときにビールを飲んだのですが、それが血圧を上げることにつながりました。
つまり、緊張による血圧の上昇とアルコールによる血圧の上昇という、2つの悪いことが重なったのです。
そのせいで、友人は好きなゴルフのプレー中に脳卒中を起こしてしまいました。
健康のために始めたゴルフなのに、逆に健康を害するようでは意味がありません。
以下注意すべき点を列挙しておきましょう。
@接待ゴルフは避ける
周囲に気をつかうようなゴルフは楽しめないばかりか、緊張というストレスで血圧を上げてしまいます。
上司やお得意様だからと、負けなければならないゴルフはストレスが大きいのです。
Aプレー中のアルコールは禁止
アルコールには一時的に血圧を下げる作用もありますが、その後は血圧が上昇します。昼休みにぐっと飲みほしたアルコールが、プレーを始めるころ、血圧を上げるように働いてしまいかねません。
Bスコアにこだわらすに楽しむ
興奮してカッカしながらプレーをすると、それだけで血圧がぐんぐん上がってしまいます。へたなゴルフでもよいと、達観するくらいの気持ちを持つことが大切です。
C倒れるのはファーストショットのあとが多い
プレーでは、ファーストショットの瞬間とパットあとが危険です。パットが終わってほっとした瞬間、一瞬血圧が上昇するのです。特に深呼吸などをして、つとめてリラックスしましょう。
Dゴルフ場には早めに行く
心の準備がととのう前にスタートしてしまうと、緊張やあせりでストレスの原因になります。
ゴルフ場には早めに着いて、準備運動やストレッチをして心と体をほぐしておきましょう。
Eマナーを守る
ゴルフはマナーのスポーツ。スコアも自己申告制で、逆に申告をまちがえたりすると、心の負担が大きいもの。
わからないときは人に聞くなどしてゴルフを楽しんでください。