- 高血圧症(降圧薬を飲まずに)①
- 高血圧症(血管の老化)②
- 高血圧症(ストレス)③
- 高血圧症(一次性、二次性)④
- 高血圧症(接待ゴルフ)⑤
- 高血圧症(血圧サージ)⑥
- 高血圧症(血圧サージ)⑦
- 高血圧症(降圧ツボ)⑧
高血圧症(降圧ツボ)⑧
その場で下がるツボ押しの効果は、ズバリ「神経の交通渋滞をとることで神経の流れをよくする」ことです。
運動不足によって体が固くなると、神経のネットワーク情報も滞りがちになります。
すると、「神経の交差点」で交通渋滞が起こりやすくなります。
ツボを押すことで神経の交通渋滞が改善され、血圧をコントロールする自律神経の働きが良くなります。
血圧が下がるということにつながります。
ただし、一時的に下がっても?とは思いますが、こんなときに使うと体にはよいと思います。
まず、一日のうちで上がりやすい時間帯です。
朝起きたときに「今日は血圧が高いぞ。」と気づいたとき、または動悸や息切れがしたり、カーッとほてりを感じたとき、または腹が立つことがあり、イライラした状態や激しい怒りを感じて興奮して、ガンガン頭が痛くなるようなストレス時に、副交感神経を優位にし、心身をリラックスモードにしたりできます。
合谷(ごうこく)
ツボ探しのカギとなるのは「骨」です。多くのツボは、神経の交差点に存在し、神経は骨に守られるように、骨のすぐそばのキワを通っています。手の甲にある「合谷」というツボは、基準となるのが親指と人差し指の骨になります。
この2つの骨が接する付け根を探り当て、人差し指の骨のキワで少しくぼんだ部分になります。
ツボの位置を確認したら、あとは押していきます。ただ押すだけでは、効果がありません。ツボ押しで重要なのが「ツボを押す角度」です。骨のキワに指を込んでから、ぐいっと骨を押し上げるようなイメージで押してください。位置を角度がピタッと合って、ツボに刺激が伝わると、ツーンと響くような感覚が走ります。痛いような、気持ちいいような感覚が得られれば、それが正解です。
力まかせに押す必要はまったくありません。
押すときには息を吐きながら少しずつ力を加えていきます。5秒かけて、息をはきながら細く長くふーっと吐き続けます。指を離すときにも5秒かけて、息を吸いながらゆっくりと行います。これを3回くらい繰り返すといいでしょう。
人迎(じんけい)
血圧を下げる効果が特に高いのがこのツボです。
見つけ方として、まず喉ぼとけの位置を確認します。喉ぼとけを起点として左右両側の指幅2本分離れたところが「人迎」で、指を押し込んでみると、ドクドクと脈を打っているのがわかるはずです。
押し方は、人差し指と中指をそろえて、中指がツボに当たるようにセットします。首の中心に向かって少し押し込み脈を感じたら、呼吸が苦しくならない程度の力で、息を吐きながら5秒かけて押し、息を吸いながら5秒かけて離します。
これを5回ほど繰り返し、左右同様に行います。正しい位置を丁寧に押すのがコツです。
天柱(てんちゅう)
頭を締め付けるような頭痛に効くのがこのツボです。首、肩の緊張や頭脳作業による頭痛に効き、筋肉の緊張をほぐします。
見つけ方は、後頭部の髪の生え際で、背中から首の中心に向かって伸びている太い筋肉「僧帽筋」のすぐ外側で、左右にあります。
押し方は、両手で頭をつつみこみ、両親指をツボ位置にセットして、息を吐きながら5秒かけて押し、息を吸いながら5秒かけて離します。これを5回ほど繰り返します。
内関(ないかん)
どきどき、ピリピリして精神的な緊張感が高まったときに副交感神経を優位にして血圧を鎮める効果の高いツボです。
見つけ方は、手首の内側の横じわの中心に薬指をあて、ひじ方向に指幅3本分を測ります。腕の内側の真ん中にあります。
押し方は、ツボに親指の腹を当て、皮膚に対して垂直に息を吐きながら5秒かけて押し、息を吸いながら5秒かけて離します。これを5回ほど繰り返します。
それぞれ、リラックスがポイントになります。